「児童館へ遊びに来たけど、帰るのを嫌がって大変!いっそのこと泊まりたい!」と思ったことはありませんか?
泊まれたらいいけど、泊まれる児童館なんてあるわけないよな。と思っていたら姫路で見つけました!
全国でも数少ない宿泊型児童館、「星の子館」です。
泊まれる児童館ですが、日帰りの利用ももちろんできます。
この記事では、小学生と幼児の2人を連れて宿泊したリアルなレポートをお伝えします。
▼この記事を読むとわかること
- 星の子館のアクセスについて
- 対象は乳幼児?小学生は楽しめるのか?
- レストランについて
- 周辺の観光ついて
- 宿泊する場合
星の子館は、公共の宿・児童館・天文台の3つが融合した珍しい施設です。
この記事を参考にして、ぜひおでかけしてくださいね。
星の子館とは
兵庫県姫路市にある豊かな自然の中にある『星の子館』は、泊まって、学んで、遊べる子どもたちのための楽しい施設です。
建築は安藤忠雄氏によるもので、建築や天文が好きな大人が訪れる場所でもあります。(大人だけの宿泊もできます)
館内には、口径90センチの天体望遠鏡があり、昼と夜に天体観望会が開かれています。
天体観測機のほかに、図書室やプレイルーム、卓球場があり、乳幼児から小学生が楽しく遊べるようになっているのです。
大浴場やレストランも備えていて、お部屋もとってもきれいで宿泊もできる施設です。
星の子館の基本情報
【住所】〒671-2222 兵庫県姫路市青山1470-24
【開園時間・営業時間】9時から17時
【休園日・休館日・定休日】8月と12月を除く毎月第2水曜日
【入場料】無料
「星の子館」へのアクセス
市の中心部から離れているため、大多数の方は車で来る人が多いようです。
我が家の場合、息子は乗り物大好きな子鉄くんなので、行きは姫路駅からバスに乗り、帰りはタクシーで余部駅に行きJR姫新線に乗り姫路駅へ戻りました。
姫新線に乗ってみたかったんだ!電車大好き♡
バスや電車でも行くことができますが、本数が少ないため姫路駅からレンタカーを使うと、観光できる範囲が広がりますね。
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車でのアクセス
姫路駅から星の子館までは、車で7.1km 約15分の距離です。
駐車場は約40台、無料で利用できます。
本館前となかよしホール前にあり、どちらも満車の場合は、星の子館から東に600m離れた桜山公園駐車場に駐車することになります。
なかよしホール側からは、階段またはスロープになります。
急なので小さな子連れの方は、道路沿いを歩いて本館前へ移動してから、エレベーターを利用すると便利です。
バスでのアクセス
JR姫路駅・山陽姫路駅から神姫バス【37番 太市】行きに乗り【星の子館前】で下車します。
JR姫路駅中央改札を姫路城側への神姫バスのりば「4番のりば」から37系統「太市」行きが出ています。
所要時間は約20分で、料金は大人280円でした。
ICOCAを含む、全国共通交通系ICカードの利用ができます。
▼バスの時刻表[姫路駅(北口)→星の子館前]
※土日ダイヤ
姫路駅発 | 星の子館前着 |
8:20 | 8:40 |
9:15 | 9:36 |
12:50 | 13:11 |
14:10 | 14:31 |
16:50 | 17:11 |
タクシーでのアクセス
タクシーを利用する場合、2つのパターンがあります。
- 「JR姫路駅(山陽姫路駅)」からタクシー
- JR姫新線の「余部駅」からタクシー
①「JR姫路駅(山陽姫路駅)」からは日中で3,000円程度と公式HPに記載があります。
JR姫路駅は新幹線の停車駅なので、タクシーに困ることはありません。
②JR姫新線の「余部駅」は星の子館の最寄り駅になります。
JR姫路駅から余部駅までは2駅で約10分、余部駅から星の子館はタクシーで約5分ほどかかります。
帰りはタクシーに乗車したところ、料金は1,130円でした。
余部駅にはタクシー用の停車スペースがありますが、配車した方が確実です。
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星の子館のみどころ
星の子館は本館の低層棟と高層棟・別館の3つからなっています。
本館内は1階・2階・4階で低層棟と高層棟を行き来することができ、別館のなかよしルームには一旦外に出てから行くことになります。
▼星の子館のみどころ
- 大型の天体望遠鏡を備えた「天文台」
- おもちゃや遊び道具がたくさんある「別館・なかよしホール」「プレイルーム」
- 児童書や星の専門書が揃う「どくしょルーム」
- 卓球ができる「トレーニングルーム」
それぞれ詳しく説明しますね。
天体観測
星の子館といえば天体観測。
天文台90cm反射望遠鏡(お値段なんと1億円!)を使った天体観望会を毎日しています。
天気が良い日は、季節に合わせた様々な天体を見ることができます。
あいにくの雨の日でも、天体についてのお話を聞かせてもらったり、望遠鏡を覗かせてもらったりできます。
▼天体観望会
お昼の部
開催日:土日祝など学校が休みの日
時間:13時から13時45分
申込み:申込み不要
参加費:無料
夜の部
開催日:毎日
時間:19時と20時から約1時間
申込み:事前申し込み制
参加費:無料
夜の部は、宿泊する場合は予約かチェックイン時に希望時間の確認があります。
宿泊しなくても予約すれば、夜の部の参加が可能です。
宿泊していると館内をお部屋のスリッパで移動することがあると思いますが、天文台に行く時は靴に履き替えてから行ってください。
小さな子連れの場合、抱っこ紐やヒップシートを持っておくと便利ですよ。
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どくしょルーム
6階はどくしょルームになります。
宇宙に関する本が豊富です。
絵本や英語の本など、宇宙以外の本もたくさんあります。
宿泊者は5冊までお部屋に貸し出しが可能です。
天体観望会でのお話が興味深くて、神話の本をどくしょルームで読みました。
自宅に帰ってからは図鑑で復習。
小学館の図鑑NEOはDVD付きなのでとってもわかりやすい!
てんもんルーム
5階にあるてんもんルームでは、「てんもん工作広場」が開催されていました。
下記から好きなものを1つ作ることができます。
▼工作リスト
- 日時計
- 星座早見盤
- 星をつくろう
- ララちゃんぬりえ
- オリジナル探査機
子供だけでなく大人も参加できるので、家族そろって工作タイムです。
土日の14:00・16:00に開催されていることが多いようですが、ホームページのイベント情報で最新情報を確認してくださいね。
トレーニングルーム(卓球台)
4階にあるトレーニングルームには卓球台が2台あります。
2階のフロントで予約をして、時間になったらラケットとボールを受け取ります。
予約できる時間は毎時0分と30分から25分間です。
小学生以上の子供に人気なので、希望時間が埋まっていることもあります。
予約が空いていれば連続で利用することもできるので、フロントで確認してください。
プレイルーム
4階の高層棟側にはプレイルームがあります。
靴を脱いで遊べるスペースなので、赤ちゃんものびのび過ごせます。
0〜3歳くらいのお子さんにぴったりな場所だと思いますが、年長の娘と小1の息子も楽しく遊んでいました。
私が訪れたのはコロナが5類に移行する前だったため、おもちゃは感染症対策のため少なかったです。
ボールプール内は空でしたが、5月8日から再開するとお知らせが貼ってありました。
おままごとキッチンセットや電車のレールなど、木製の温かみのあるおもちゃが多かったです。
屋外遊具
屋外遊具は3階の位置にあります。
2階のフロント前から入り口を出て、そとの階段から行くことができます。
ボルダリング付きの滑り台と小さな子向けの遊具と砂場がありました。
なかよしホール
なかよしホールは別館にあります。
本館からは2階の入り口から出て階段を下りて行くか、エレベーターで地下1階に降りて駐車場を抜けて道路沿いを上がって行くかの2パターンになります。
小さな子連れだとエレベーターを利用した方が楽そうです。
星の子館のパンフレットでは、なかよしホールにトランポリンが載っていたのですが、感染症対策のためありませんでした。
本館のキッズスペースと同様に木製のおもちゃが多くありました。
事前の申し込み制にはなりますが、乳幼児向けのイベントがあったり、ダンス教室の時間があったりするので、星の子館へ行くと決まったらまずイベント情報を確認してみてください。
ランチについて
星の子の周辺には飲食店がありませんが、館内の「キラキラ☆レストラン」でランチができます。
お子様ランチやカレーやうどんなど、子ども向けメニューがとても充実しています。
子供用の椅子はベビー用と幼児用の2種類があります。
子供用の食器やカトラリーも豊富に準備されているのが嬉しいところです。
館内の自動販売機は2階フロントから高層棟のエレベーターに向かう途中に設置されています。
自動販売機はジュースとセブンティーンアイスの2つあります。
トイレ・授乳室情報
2階のフロントの奥には親子トイレと授乳室があります。
親子トイレは、大人用・子供用・男の子用のトイレが1つになっているので、親子いっしょにトイレが済みます。
子供がちいさくてじっとしていられない時期は親がトイレにいくのも大変なので、親子トイレがあるのは有難いですよね。
2階以外に、5階のてんもんルーム前、4階トレーニングルーム前、地下1階大浴場前にもトイレがあります。(別館のなかよしホールにもあります)
宿泊情報
宿泊する場合、先にチェックイン手続きをして荷物を預かってもらうことができますが、お部屋の利用は15時からです。
広々とした10畳の和室は清潔感があります。
お部屋にはトイレと洗面が付いていて、キッズ用の補助便座やおむつ用のゴミ箱、洗面用の踏み台もあります。
▼お部屋にあるもの
・テレビ・冷蔵庫・空気清浄機・電気ポット・ティッシュペーパー・ドライヤー・バスタオル・フェイスタオル
※歯ブラシは有料です。浴衣が必要な場合、フロントで無料の貸し出しがあります。
10畳の和室の他に、ベッドタイプのバリアフリーのお部屋や22畳の団体用のお部屋があります。
大浴場について
大浴場は地下1階にあります。
16:00〜22:00まで利用することができます。
女風呂の場合、脱衣かごは9個あります。
かごなので、貴重品はお部屋の金庫にいれておくことをおすすめします。
ちいさな子連れでも利用できるようベビーベッドやベビー用バスチェアがあります。
※ベビーベッドはトイレでよく見かける折り畳み式なので目を離すことはできません。バスチェアが脱衣所にあったので、こちらを利用した方が安心です。
それほど大きくないお風呂ですが、タイミングよく貸切だったこともありゆったり浸かれました。
レストランについて
宿泊の時のお食事は、ランチの時と同じく館内の「キラキラ☆レストラン」でいただきます。
児童館なのでお酒類はないと思っていたのですが、夕食時はアルコールも頼むことができたので、瓶ビールを1つ。
「おほしさまプラン」のとんかつ
「キッズプレート小」
朝食は、和食と洋食から選べます。
大人も子供も同じ内容で、お値段も同じ800円です。
洋食を選ぶとドリンクが1杯無料でついてきます。
宿泊者以外も朝食や夕食時にレストランを利用することができますが、完全予約制になっています。
▼メニュー
1週間前まで予約可
・まんてんプラン 3,800円
・おつきさまプラン 3,200円
前日15時まで予約可
・おほしさまプラン(とんかつ) 1,700円
・キッズプレート大(7歳~) 1,300円
・キッズプレート小(~6歳) 850円
・おほしさまプラン(とんかつ) 1,700円
おもちゃの貸し出し
フロント前には、けん玉がたくさん置いていて借りることができるのですが、けん玉以外のおもちゃも借りることができます。
オセロやバランスタワーなど家族で楽しめるおもちゃがあります。
その中で、我が家が選んだのは、ホームスター!
天体観望会で教えてもらったことを思い出しながら、星空をお部屋で楽しむことができます。
けん玉はふたつ部屋に借りてきて、親も子も真剣に練習していました。
周辺の施設について
姫路の観光地といえば、姫路城や姫路セントラルパークが有名ですね。
姫路城や姫路セントラルパークへ星の子館から行く場合は、車でのアクセスが便利ですが、星の子館から徒歩で遊びに行ける施設があります。
姫路科学館
星の子館の向かい側には、姫路科学館があります。
プラネタリウムは星の子館ではなく、姫路科学館にあります。
姫路科学館のプラネタリウムでは、通常2種類の番組があり、投影時間はどちらも約45分間です。
プラネタリウムの投影スケジュールは最終回が16時からとなります。
星の子館では、土日祝日に16時から工作の時間がありますので、前もってスケジュールをたてておきましょう。
常設展示は、対象が小学生にあわせて制作されているので、幼児は必ず保護者と一緒にいる必要があります。
3階の「ディスカバリーコーナー」は小さい子供でも楽しめる装置があります。
■住所:兵庫県姫路市青山1470-15
開館時間:9:30~17:00
休館日:毎週火曜日(祝日・休日のときは開館・翌日は休館)、年末年始
姫路科学館の観覧料
常設展示室 (当日再入場可) | プラネタリウム (投影1回毎) | セット券(常設展示室+プラネ1回) | |
一般 | 520円 | 520円 | 940円(100円お得) |
小中高生 | 210円 | 210円 | 370円(50円お得) |
兵庫県立こどもの館
兵庫県立こどもの館は、星の子館から約15分、遊歩道を散歩しながら行ける距離にあります。
駐車場は約100台分の広さがあるので、車での移動ももちろん可能。
こどもの館内では、材料費が必要なワークショップ(工作)以外は無料で遊ぶことができます。
住所:兵庫県姫路市太市中915-49
開館時間:9時30分~16時30分まで
休館日:毎週火曜日(祝日・休日のときは開館・翌日は休館)、月の月末、年末年始
星の子館まとめ
「天体観測ができる、泊まれる児童館」があると知って、ずっと行ってみたかった星の子館。
あいにくの天気で一番楽しみにしていた天体観測はできず、天体望遠鏡の観察だけになりましたが、天文専門のスタッフから直接お話がきけて貴重な経験になりました。
家に帰って子供が一番にしたことは、宇宙図鑑を観ること。
「ちょっと宇宙に興味持ったわ~」なんて言っていました。
星の子館は、宿泊しなくても利用ができますが、土日に宿泊する場合は大人気なのでなかなか予約が取れません。かなり事前に予約する必要があります。
私が予約したのは11月。宿泊したのは5月です。
希望日に空きがあれば迷わず予約です!
都市部から離れ、自然豊かな地域で楽しめる星の子館。
家だと家事や仕事が気になってしまいますが、こどもとしっかり向き合える貴重な1日でした。
今回は、天体観測ができなかったので、また次回リベンジします!